必要タンパク質量計算ツール
1日に必要なタンパク質量を計算します。鶏肉や卵など具体的な食品からわかりやすい結果を算出します。 成長期の子どもから、筋トレで身体づくりをしている方、アスリートの方、妊娠中や授乳中の方のタンパク質必要量も計算できるようになっています。
参考:「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書 たんぱく質
図解 スポーツ健康科学入門 北條達也【編著】出版社 金芳堂(2020/4)
タンパク質量計算
食品ごとにタンパク質量計算
(1枚:250g)

g
Proteing
(1個:50g)

g
Proteing
(1切れ:100g)

g
Proteing
(1丁:300g)

g
Proteing
(1丁:300g)

g
Proteing
(1pack:50g)

g
Proteing
(1杯:200ml)

ml
Proteing
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必要タンパク質の計算方法
タンパク質は厚生労働の資料をもとに計算しました。以下が計算式と計算方法の考え方です。
対象者 | 計算方法 |
---|---|
一般:健康な生活 | 健やかな生活を送るための推奨量 タンパク質量g/日 = 体重kg × 0.66g/kg体重/日(維持必要量※1) ÷ 90%(利用効率※2) × 1.25(推奨量算定係数※3) |
一般:運動・筋トレ実施者 | 日常的に運動や筋トレで身体を鍛えている人の推奨量 タンパク質量g/日 = 体重kg × 1~1.5g/kg体重/日 一般的に健康的な生活を送るために必要なタンパク質量が、体重×0.9(g/kg体重/日)程度であることから、その値に上乗せした。 また日常的に一般人よりも激しい運動が想定されるアスリートと区分をわけるため、一般人としての一応の上限を1.5g/kg体重/日とした。 ただ実際にはどの程度の負荷の運動をしているかによるため、あくまでも目安として捉えてほしい。 |
アスリート | 日常的に高負荷の運動をするアスリートの推奨量 タンパク質量g/日 = 体重kg × 1.5~2.0g/kg体重/日 日常的に激しい運動を行うアスリートは、一般人よりも多い1.5~2.0g/kg体重/日の値を採用した。 またアスリートであっても休息日や軽めのメニューが組まれている時期などはこの限りではない。その時々のコンディションによって変動するのが望ましい。 ここではわかりやすさのためにアスリートとしているが、一般人であっても日常的に激しい運動、本格的な身体づくりを行っている人は、この計算式を採用してもよい。 |
妊娠期 | 妊娠中の女性のための推奨量 タンパク質量g/日 = 体重kg × 0.66g/kg体重/日(維持必要量※1) ÷ 90%(利用効率※2) × 1.25(推奨量算定係数※3) + 妊婦の付加量※4 妊娠中は、妊婦本人のタンパク質必要量と合わせて、胎児の成長分を摂取する必要があるため、一般人の値に妊婦の付加量を足し合わせる必要がある。 |
授乳期 | 授乳期中の女性のための推奨量 タンパク質量g/日 = 体重kg × 0.66g/kg体重/日(維持必要量※1) ÷ 90%(利用効率※2) × 1.25(推奨量算定係数※3) + 20g(授乳期の付加量) 授乳期間中は、乳児の栄養となるタンパク質が、妊婦本人のタンパク質必要量と合わせて必要なため、一般人の値に授乳期中の付加量を足し合わせる必要がある。 |
成長期の子ども | 身長体重ともに増えている成長期の子どもの推奨量 タンパク質量g/日 = (体重kg × 0.93g/kg体重/日(維持必要量※1) ÷ 70%(利用効率※2) + 5g/日(新生組織蓄積量※5)) × 1.25(推奨量算定係数※3) 授乳期間中は、乳児の栄養となるタンパク質が、妊婦本人のタンパク質必要量と合わせて必要なため、一般人の値に授乳期中の付加量を足し合わせる必要がある。 |
成長期かつアスリートの子ども | 身長体重ともに増えている成長期であるかつ日常的に激しい運動を行う子どもの推奨量 タンパク質量g/日 = 体重kg × 1.5~2.0g/kg体重/日 + 5g/日(新生組織蓄積量※5) × 1.25(推奨量算定係数※3) 成長期でかつ一般並みの激しい運動を行うアスリート、たとえば中学生~高校生のアスリートはアスリート並みのタンパク質補給及び、新生組織蓄積量を加味して、 計算する必要があるため、子どもの成長とアスリートの式を組み合わせた。 |
※1 維持必要量とは、窒素出納法を用いた研究で得られた数値であり、良質なタンパク質のみを用いた研究結果であることから、そのままの値を実際のタンパク質必要量として扱うことはできません。 また子どもの維持必要量は、幼少期の最も高い維持必要量「0.93g/kg体重/日」を採用しています。
※2 利用効率とは、食事から摂取したタンパク質が実際に身体で利用される割合のことです。また成長期の子どものタンパク質利用効率は、最も利用効率が低い時期「70%」を採用しています。
※3 推奨量算定係数とは、タンパク質量を求める際の元データにおける変動(個人内変動、実験条件、実験誤差)を考慮するための値です。
※4 妊婦の付加量とは、胎児の栄養となるタンパク質の推奨量
妊娠初期:+0
妊娠中期:+5
妊娠初期:+25
※5 新生組織蓄積量は、成長期の子どもにおける身長や体重が増える分の付加量を考慮した値です。新生組織蓄積量は、もっともその値が増える時期の5g/日を採用しました。
タンパク質の過剰摂取の懸念はないのか
タンパク質の過剰摂取の値についての見当もされておりますが、主に腎臓などにおける負担などを鑑みても明確に根拠をもって設定できる値がないことから、 上限値などは設定されておりません。