内臓脂肪レベルの年代・性別ごとの平均値

内臓脂肪レベルの年代・性別ごとの平均値を示します。また女性と男性それぞれの内臓脂肪レベルについて解説します。

参考:健診受診者の年齢別、性別の体組成の検討

体重計・体組成計でわかること

体組成計の測定項目の見かたについて

SoftBank 301SI 取扱説明書

内臓脂肪レベルの年代・性別ごとの平均値

内臓脂肪レベル年代ごと、性別ごとの平均値を示します。

内臓脂肪レベル
年代男性の平均値女性の平均値
20代10.33.3
30代10.33.3
40代11.44.6
50代13.56.3
60代13.08.0
70代以降13.55.8

上記結果の対象者は1036名を対象にBIA法による体組成の測定で得られたデータをもとにしたものです。

内臓脂肪レベル判定基準

内臓脂肪レベルは測定機やメーカーによってそれぞれの示す数値が若干異なります。代表的なタニタとオムロンの基準を示します。

タニタの内臓脂肪レベルの基準

タニタの内臓脂肪レベル判定基準
レベル判定の捉え方
9.5以下標準内臓脂肪蓄積リスクが低い。
10.0~14.5やや過剰適度な運動とカロリー制限が必要。
15.0以上過剰積極的な運動と食事制限による減量が必要。

オムロンの内臓脂肪レベルの基準

オムロンの内臓脂肪レベル判定基準
レベル判定
1~9標準
10~14やや高い
15~30高い

内臓脂肪レベル(1~20)男女それぞれの値の意味

内蔵脂肪レベルのそれぞれの基準値について大まかな捉え方を示します。内臓脂肪レベルの個別の値が何を示すのかを解説します。 内臓脂肪面積とは、臍(へそ)の高さにおける腹部の断面で、内臓脂肪が占める面積をいいます。

内臓脂肪レベル内臓脂肪面積内臓脂肪量カロリー換算男性腹囲女性腹囲
110㎠0.27kg1944kcal< 85cm< 90cm
220㎠0.54kg3888kcal< 85cm< 90cm
330㎠0.81kg5832kcal< 85cm< 90cm
440㎠1.08kg7776kcal< 85cm< 90cm
550㎠1.35kg9720kcal< 85cm< 90cm
660㎠1.62kg11664kcal< 85cm< 90cm
770㎠1.89kg13608kcal< 85cm< 90cm
880㎠2.16kg15552kcal< 85cm< 90cm
990㎠2.43kg17496kcal< 85cm< 90cm
10100㎠2.7kg19440kcal85cm≦90cm≦
11110㎠2.97kg21384kcal85cm≦90cm≦
12120㎠3.24kg23328kcal85cm≦90cm≦
13130㎠3.51kg25272kcal85cm≦90cm≦
14140㎠3.78kg27216kcal85cm≦90cm≦
15150㎠4.05kg29160kcal85cm≦90cm≦
16160㎠4.32kg31104kcal85cm≦90cm≦
17170㎠4.59kg33048kcal85cm≦90cm≦
18180㎠4.86kg34992kcal85cm≦90cm≦
19190㎠5.13kg36936kcal85cm≦90cm≦
20200㎠5.4kg38880kcal85cm≦90cm≦
21210㎠5.67kg40824kcal85cm≦90cm≦
22220㎠5.94kg42768kcal85cm≦90cm≦
23230㎠6.21kg44712kcal85cm≦90cm≦
24240㎠6.48kg46656kcal85cm≦90cm≦
25250㎠6.75kg48600kcal85cm≦90cm≦
26260㎠7.02kg50544kcal85cm≦90cm≦
27270㎠7.29kg52488kcal85cm≦90cm≦
28280㎠7.56kg54432kcal85cm≦90cm≦
29290㎠7.83kg56376kcal85cm≦90cm≦
30300㎠8.1kg58320kcal85cm≦90cm≦

内蔵脂肪レベルは、1レベルはおよそ内臓脂肪面積10㎠を示していますので上記のように考えられます。 また内臓脂肪面積は30cmをかけ合わせることで、おおよその体積を知ることができ、また脂肪は1㎤あたり0.9gであることからおおよその重さも知ることができます。 腹囲については、内臓脂肪面積100㎠の時男女それぞれの腹囲が85cmと90cmということが知られているのみで、ほかにも皮下脂肪も大きな要素であることから推測が難しいため、ざっくりとした数値になっています。 腹囲の基準として男性よりも女性のほうが高い値になっている理由は、女性のほうが皮下脂肪が厚いため、内臓脂肪レベル10に相当する腹囲の基準が高くなっています。

内臓脂肪レベルが低すぎる場合

基本的に内臓脂肪が低すぎるということは少なく、レベルが低いほど健康的であると考えて問題ないですが、BMIが15以下などのように痩せすぎている場合は、胃下垂などのリスクも高いと思われます。 それ以外の場合で内臓脂肪レベルが低すぎて問題になるケースは少ないと思われます。